2018.05.25 03:42幾何学からみた構造体~力と形のふしぎな関係~こんにちは、ケンです。意匠設計から建築の道に入るも、建築のことが好きすぎて、余計な仕上げを剥がし、解剖学的に骨組みの理屈、躯体の美を究明したいという思いが高じて、構造設計技術者になりました。建築にまつわる雑学・雑感を徒然に書いていきたいと思います。現在最も一般的な建築物の構法は、柱と梁をつなぎ合わせて造る「ラーメン構造」と呼ばれる構法です。高層のオフィスビルやマンションなどはほとんどこの構法が採用されています。しかし、世の中には一風変わった構法があります。今回はそれらの中から2つご紹介しましょう。
2018.05.20 08:04シドニー オペラハウス④ ~ひとつの球から曲面を切り出す~こんにちは、ケンです。 前回は、卵の殻のような滑らかなシェルが実現不可能だとわかり、振り出しに戻った屋根の設計が、シェルをリブで補強する案が採用されることにより、応力的にはどうにか設計出来そうな見通しが立つところまでを、お話しました。 しかし、シェルのような曲面を用いた建築物では、いかに設計するのかということと同時に、いかにつくるのかという施工上の諸問題が、重要な論点となります。 シェル構造の建設コストは、一般に構造体そのものよりも、型枠・支保工により多くの費用がかかります。小規模なものであれば、任意の形状を手間暇をかけて、つくることはできます。しかし、シドニーオペラハウスのような単一のビッグプロジェクトでは、繰り返しのない複雑な曲面では、型枠の作成に...
2018.05.18 07:36つい考えてしまう!③-お買い物編-こんにちは、ヒロです。みなさんは買い物に行く時、エコバッグを持って行きますか。ビニール袋とエコバッグの違いを構造設計風に考えてみると…。■ビニール袋の場合
2018.05.11 07:31つい気になってしまう!②-つい反応してしまう用語編-こんにちは、ヒロです。構造設計業務の中で使用している用語の中には、日常生活の中でも使われているものがたくさんあります。ついつい反応してしまう人も多いかも?日常■クリープ