どこかで地震が起こった時、ニュースや新聞などで「マグニチュード」とか「震度」という言葉をよく耳にすると思います。
今回の地震は、マグニチュードがあの大地震よりも大きいのに震度が小さいのはなぜ?と思われたことはありませんか?
今回はその謎についてお話しします。
理解を深めるために、なぜ地震が起こるのか?を確認したいと思います。
ご存知の通り、地球は球体です。
地球は大まかに言うと、3つの要素で構成されています。
中心にあるのが核、核を包むようにマントルがあり、表皮に地殻があります。
私たちが普段目にする陸地や海底は地殻ということになります。
マントルは基本的には固体と考えられていますが、核に近い方は、核の高熱によりドロドロしていて、地殻に近付くにつれて固まってきます。
地震の大きな1つの要因は、このマントルが対流することにあります。
マントルは、空気や水と同じで、温まると軽くなって上昇し、冷えると重たくなって下降していきます。
底のふかーーーーーいお風呂と考えれば分かりやすいでしょうか。
厄介なのは、このお風呂のお湯は火元で温められて、水面で冷やされるため、全体の温度が温まって落ち着くということがありません。
延々と循環することになります。
これを対流と言います。
マントルに乗っかっているだけの地殻もマントルの対流に合わせてジワジワと動きます。
この地殻の運動が地震の原因です。
地殻が一枚の板、というか完全な球体であれば、コアの周りをゆっくりと回転するだけで、大きな衝撃を伴うような動き方はしそうにないですね。
しかし、残念ながら地殻は一枚の球体ではなく、いくつもの板が折り重なったように、ツギハギに構成されています。
板のことをプレートと言います。そのお話は次回につづきます。
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