和の心を持った『構造』

-レシプロカル構造-


こんにちは、ケンです。


人と人とは助け合って働いています。

もちろん私たちも、一人一人が助け合いながら、チームで働いています。


実は、構造体の中にもお互いが支えあうことで成り立つモノがあります。

上は、割りばし三つで作ったその構造のモデルです。

お互いがお互いを支えあい、一本でも割りばしを抜くと途端に崩れてしまいます。

もちろん、

上にモノが乗っても大丈夫、です。

この構造の名前は、『レシプロカル構造』と呼ばれています。

レシプロカル(Reciprocal)とは、相互の、互恵的な、と言った意味の形容詞です。


社会に出たあとにこの構造を見ると、色々と考えさせられますね。


また、この構造は、

ネットワーク化します。


これは、正式にはダヴィンチ・グリッドと呼ばれ、実際にドーム状の建築に応用されています。

全てが短い、ほぼ同じ長さの材のみで構成できることが、非常に有用であるとされています。


私たちも、社内のみならず、多くの方とのネットワークを広げて、『レシプロカル』な関係を築きながら、働けるといいですね。


他にも様々なグリッドがありますので、興味があれば是非調べてみてください。


(参考文献-フライ=オットー他著 岩村和夫訳(1986)『自然な構造体』鹿島出版会)



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