2018.08.31 10:25つい押してしまう! -実験編-こんにちは、ヒロです。 みなさん、建物の構造といえば何を思い浮かべますか。大黒柱?梁?耐力壁?などさまざまですね。 その中でも、今回はみなさんが足を踏みしめている床について、ご紹介していきます! 欠陥住宅の特集などでビー玉を転がして、傾いているかどうかを確認するのがよく取り上げられています。人のバランス感覚に悪影響を及ぼして人の健康によくないと言われていますが、建物にとってもよくないのです。 よくないだろうけど、どうよくないの?? もう、気になったら止まらない!さあ、実験してみましょう!!
2018.08.23 06:56つい、広げてしまうこんにちは!ヒロです!みなさんは、車の運転は得意ですか。 車の運転の中でも特に駐車は重要ですね。運転が苦手な方は、駐車スペースが狭いとドキドキしてしまいます。 お家を建てる時ももちろん、駐車スペースが大切になってきます。愛車を傷つけることがないように、広い開口が欲しいところです。 このお家もそんな要望から駐車スペースがとても広いですね。
2018.07.20 10:12つい考えてしまう!⑥-ブックエンド編-こんにちは、ヒロです。デスクの上に当たり前のように置いてあるブックエンド。ブックエンドを構造設計風に考えてみると…。■きちんと並んでいる時
2018.07.06 06:54つい考えてしまう!⑤-ドライブ編-こんにちは、ヒロです。山道や海沿いの見晴らしのいい道をドライブしていると、気分がよくなり、ついついスピードを出してしまうことはありませんか。見晴らしのいい道は周りに風を遮るものがないため、とても大きな風を受けます。見晴らしのいい道をドライブする時に加わる力を構造設計風に考えてみると…。■ドライブ中に加わる力
2018.06.20 08:07シドニー オペラハウス⑤~構造設計の功績~こんにちは、ケンです。 前回は、連続的に曲率が変化する曲面の施工が、実現不可能であること。それに対して、オペラハウスの複雑な屋根曲面をひとつの球形の一部と見立てて、 全ての曲面をひとつの球の曲面から切り出すという、ウッツォンのアイデアをご紹介しました。 ウッツォンはコンペを勝ち獲ったものの、これほどの巨大なプロジェクトを担当した経験もなく、事務所の体制も整っていませんでした。オペラハウスの施工は、設計が終わる前からスタートし、現場は刻一刻と進むなか、それでも実現にこぎつけられたのは、構造設計者アラップのマネージメント能力によるところが大きかったといわれています。 シドニーオペラハウスは、当初4年で完成するはずだったものが、14年かかりました。建設も半ば...
2018.06.08 07:39つい考えてしまう!④-お料理編-こんにちは、ヒロです。みなさんは毎日お料理をされていますか。実は、お料理の時に発生する力も、構造設計で考えることができます。食材を切ったり、潰したりする時に加わる力を構造設計風に考えてみると…。■食材を切る場合
2018.05.20 08:04シドニー オペラハウス④ ~ひとつの球から曲面を切り出す~こんにちは、ケンです。 前回は、卵の殻のような滑らかなシェルが実現不可能だとわかり、振り出しに戻った屋根の設計が、シェルをリブで補強する案が採用されることにより、応力的にはどうにか設計出来そうな見通しが立つところまでを、お話しました。 しかし、シェルのような曲面を用いた建築物では、いかに設計するのかということと同時に、いかにつくるのかという施工上の諸問題が、重要な論点となります。 シェル構造の建設コストは、一般に構造体そのものよりも、型枠・支保工により多くの費用がかかります。小規模なものであれば、任意の形状を手間暇をかけて、つくることはできます。しかし、シドニーオペラハウスのような単一のビッグプロジェクトでは、繰り返しのない複雑な曲面では、型枠の作成に...
2018.05.18 07:36つい考えてしまう!③-お買い物編-こんにちは、ヒロです。みなさんは買い物に行く時、エコバッグを持って行きますか。ビニール袋とエコバッグの違いを構造設計風に考えてみると…。■ビニール袋の場合
2018.05.11 07:31つい気になってしまう!②-つい反応してしまう用語編-こんにちは、ヒロです。構造設計業務の中で使用している用語の中には、日常生活の中でも使われているものがたくさんあります。ついつい反応してしまう人も多いかも?日常■クリープ
2018.04.20 08:04シドニー オペラハウス③ ~実現不可能であることを確認するために~写真はBrian Voon Yee Yapによるこんにちは、ケンです。前回は、シドニー オペラハウスのコンペ案について、その屋根曲面のスケッチを数学で解析することの困難さについてお話しました。設計者であるヨハン・ウッツオンの「卵の殻のようになめらかな曲面にしたい」という強い意志を実現しようと、オブ・アラップと構造設計技術者達は、想定を超える長期間、苦心を重ねることになります。 まずは、屋根の曲線を放物線に見立てて、解析作業が始まりましたが、すぐにシェルの足元の曲げ応力があまりにも大きくなり過ぎて、設計出来ないことがわかりました。この強大な曲げモーメントに対応するため、シェルを2重構造とし、その中に鉄骨トラスを組み込む案、開口部をルーバー状の壁で補強し、...
2018.03.30 07:24日常に潜む『構造』-段ボール--段ボールを本気で考えてみた-こんにちは、ケンです。普段の何気ない日常にも『構造』が潜んでいます。『段ボール』もその一つです。ご存知の通り、段ボールの材料は紙です。ただのペラペラの紙ですが、段ボールの箱は中身がある程度重くても壊れずに持ち運びができます。それはなぜでしょうか。