つい押してしまう! -実験編-

こんにちは、ヒロです。


みなさん、建物の構造といえば何を思い浮かべますか。

大黒柱?梁?耐力壁?などさまざまですね。

その中でも、今回はみなさんが足を踏みしめている床について、ご紹介していきます!

欠陥住宅の特集などでビー玉を転がして、傾いているかどうかを確認するのがよく取り上げられています。人のバランス感覚に悪影響を及ぼして人の健康によくないと言われていますが、建物にとってもよくないのです。


よくないだろうけど、どうよくないの??

もう、気になったら止まらない!

さあ、実験してみましょう!!



↗ここに、床がないお家があります。

(色がかわいいお家ですね。)

それでは、押してみましょう。



あっ・・・あっ、たおれてしまう!!


(ああー!!)

(なんということでしょうか。)



地震や風などの横からの力が加わった時に、変形に耐えられていないのです。

このかわいいお家を守るには、どうしたらいいのでしょうか。

さまざまな方法がありますが、「火打ち」を入れてみましょう。

「火打ち」は、建物の隅部分に、ななめに入れる構造部材です。


(さあ、どうだ。)

(どっからでも、かかってきなさい!)


(なっ、なんと、変形しないのではありませんか。)

(たおれない!!)

(かくして、かわいいお家の平和は守られたのであった。)

(めでたし、めでたし。)



このように、柱や梁・耐力壁だけではなく、床も重要な構造部材なのです。

地震や風などの横からの力が加わった時に、

形を崩さないようにする役割を持っています。

それでは、次回の気になる実験でお会いしましょう!

taishin nippon

-present U’plan- 耐震や構造の情報を広く発信しています。

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