-つい反応してしまう用語編-
こんにちは、ヒロです。
構造設計業務の中で使用している用語の中には、日常生活の中でも使われているものがたくさんあります。ついつい反応してしまう人も多いかも?
日常■クリープ
森永乳業から発売されているcreap(クリープ)
コーヒーを飲む時には必ず入れる!という人も多いのではないでしょうか?
入れるとほんのり甘くなり、グッとまろやかになりますよね。
森永creap(クリープ)ファンも多いようです。
建築■クリープ現象
部材に荷重がかかり、長期間経過した際に変形が増大する現象です。この現象により、梁がたわんで床が沈む、屋根から雨漏りがするなどの被害もあるようです。
構造設計の際には、負担する荷重に対して『この部材であればこのくらい大きくないといけない』と変形に応じて部材を決定しています。
「変形増大係数」という係数も考慮しており、木造であれば長期のたわみ×2(←変形増大係数)として調整して検討しています。
地震や風の力も大きいですが、常時掛かっている荷重も長期間で考えると大きな変形につながってしまうのです。余裕のある設計を心掛けたいです。
日常■ルート
√(平方根)、ルート案内…
いろんな言葉の意味がありますね。理系の私はこの言葉を聞くと、数学で使用していた√(平方根)が頭に浮かびます。
建築■ルート
構造設計の道順のことです。(建築構造ポケットブック)
基本的には「構造の種別」・「階数」・「建物高さ」・「面積」で決定します。場合によっては、「建物の形状」なども考慮します。
設計ルートによって、設計方法・必要な検討内容が変わってくるため、部材のサイズや数量はもちろん、審査の方法も変わってきます。建物の計画には、設計ルートは大きく影響します。
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