つい考えてしまう!⑥

-ブックエンド編-


こんにちは、ヒロです。


デスクの上に当たり前のように置いてあるブックエンド。

ブックエンドを構造設計風に考えてみると…。


■きちんと並んでいる時



力は下に流れ、なおかつ、自重をブックエンドのL型の部分に載せて倒れないように抵抗しています。



■調べ物をしようと本を手に取った時



残った本が傾き、横からの力となり、その力がブックエンドにかかります。

ブックエンドが押されて、滑って、本が崩れます。

実は、この力の掛かり方は擁壁(ヨウヘキ)と似ています。


・擁壁とは、傾斜地でよく見られるコンクリートの壁のことです。



実は、L型・T型・逆L型になっていて、土が横から押す力に抵抗しています。

ブックエンドと同じように、横から力が加わった時(土砂崩れが起きたとき)、

滑って崩れないように検討されています。

ですが、古いものや高さが2m未満のものは、構造計算がされていないこともあります。

建物だけでなく、擁壁の安全確認も忘れずに行ってくださいね。

taishin nippon

-present U’plan- 耐震や構造の情報を広く発信しています。

0コメント

  • 1000 / 1000