-ブックエンド編-
こんにちは、ヒロです。
デスクの上に当たり前のように置いてあるブックエンド。
ブックエンドを構造設計風に考えてみると…。
■きちんと並んでいる時
力は下に流れ、なおかつ、自重をブックエンドのL型の部分に載せて倒れないように抵抗しています。
■調べ物をしようと本を手に取った時
残った本が傾き、横からの力となり、その力がブックエンドにかかります。
ブックエンドが押されて、滑って、本が崩れます。
実は、この力の掛かり方は擁壁(ヨウヘキ)と似ています。
・擁壁とは、傾斜地でよく見られるコンクリートの壁のことです。
実は、L型・T型・逆L型になっていて、土が横から押す力に抵抗しています。
ブックエンドと同じように、横から力が加わった時(土砂崩れが起きたとき)、
滑って崩れないように検討されています。
ですが、古いものや高さが2m未満のものは、構造計算がされていないこともあります。
建物だけでなく、擁壁の安全確認も忘れずに行ってくださいね。
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