-ハチの巣を本気で考えてみた-
こんにちは、ケンです。
普段の何気ない日常にも『構造』が潜んでいます。
『ハチの巣』もその一つです。
では、ハチの巣の断面をイメージしてみましょう。
(『ハチの巣』の図)
ハチの巣の断面をよく見ると、六角形で構成されています。
これは、ハニカム構造と呼ばれ、非常に効率のよい形状になっています。
幾何学的に平面いっぱいに敷き詰めることで、効率的に力を流しています。
平面いっぱいに敷き詰めることは、三角形、四角形でも幾何学上は可能ですが
六角形が最も部材数が少なく、広い内部空間を実現できます。
動物が作っているモノの中にも、進化の過程で形成された非常に有効な『構造』が潜んでいて、ご紹介したハニカム構造も建築で応用されています。
色々な動物が、身の回りの材料を使って自分たちの家(巣)を作っています。私たちが考えるよりも、ずっと優秀な『構造』を作っている可能性があります。
そういう意味では、身の回りの動物も建築士と言えるかもしれませんね。
(参考文献-フライ=オットー他著 岩村和夫訳(1986)『自然な構造体』鹿島出版会)
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