日常に潜む『構造』-段ボール-

-段ボールを本気で考えてみた-


こんにちは、ケンです。


普段の何気ない日常にも『構造』が潜んでいます。

『段ボール』もその一つです。


ご存知の通り、段ボールの材料は紙です。

ただのペラペラの紙ですが、段ボールの箱は中身がある程度重くても壊れずに持ち運びができます。


それはなぜでしょうか。


段ボールは、波上の紙を上下の紙で挟みこむことで作られています。


これは、折版構造と呼ばれています。

部材を『折る』ことで剛性(モノの固さ)を高めて丈夫な構造を作っているのです。

また、とても少ない材料で丈夫な構造を作ることができるため、とても経済的にモノが実現できます。

普段何気なく目にしているモノでもアイデア一つで硬くなったり、柔らかくなったりします。

私たちが設計している建物でも、段ボールのような丈夫さを実現するために、構造力学に基づいて様々なアイデアが駆使されています。

taishin nippon

-present U’plan- 耐震や構造の情報を広く発信しています。

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