-しゃぼん玉を本気で考えてみた-
こんにちは、ケンです。
みなさんは、子供のころしゃぼん玉で遊んだことはありますか。
ふわふわと浮かぶしゃぼん玉はとてもきれいです。
ただ、『構造』を学んだあと、しゃぼん玉を見るとかなり衝撃がありました。
(宙に浮く『しゃぼん玉』の図)
液体が浮いています。
もう少し言えば、内も外も空気によって支えられ、内外の空気圧の差によってピンと張った
液体の膜が形成されています。
(空気によって支えられる『構造』の図)
これは、現在空気膜構造(ニューマチック構造)と言われ、ドームなどに応用されています。
室内と室外の気圧差を保ち、空気の力によって大きな空間を造っています。
今でこそ、コンピュータによる解析が可能ですが、初期の空気膜構造は、実際にしゃぼん玉で模型を作り、実験していたそうです。
『構造』というと、木や鉄など物体を想像しがちですが、身の回りにある空気も『構造』となります。
想像を広げれば、身の回りにあるどんなモノでも『構造』となる可能性があるかもしれません。
私たちも、安全性には十分に配慮しながらも、日々想像力を膨らませて、『構造』に取り組んでいます。
(参考文献-フライ=オットー他著 岩村和夫訳(1986)『自然な構造体』鹿島出版会)
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