前2回では、地震の発生メカニズムをお話しました。
今回は、本題「マグニチュードと震度」の違いをご説明します。
地震の起こり方でお話ししたように、地震はプレートの境界や、プレート内のいたるところで起こります。
マグニチュードは、その地震が起こった場所における地震のエネルギーを表しています。
地震の規模そのものです。
ですので、1つの地震につき1つのマグニチュードしかありません。
対して、震度は地表面における揺れの大きさを示しています。観測値です。
観測値ですので場所によって異なります。極端な言い方をすれば、北海道で起きた地震では北海道で震度が7としても沖縄ではほぼゼロです。
1つの地震につき、複数の震度があります。観測された中で最大の震度を最大震度と言います。
地震の発生した場所が深ければ深いほど、地表面で受ける影響は小さくなります。
つまり、マグニチュードが大きくても、震度が小さいという現象はこのような理由から起こるのです。
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