マグニチュードと震度の違いとは?③

前2回では、地震の発生メカニズムをお話しました。

今回は、本題「マグニチュードと震度」の違いをご説明します。

地震の起こり方でお話ししたように、地震はプレートの境界や、プレート内のいたるところで起こります。

マグニチュードは、その地震が起こった場所における地震のエネルギーを表しています。

地震の規模そのものです。

ですので、1つの地震につき1つのマグニチュードしかありません。

対して、震度は地表面における揺れの大きさを示しています。観測値です。

観測値ですので場所によって異なります。極端な言い方をすれば、北海道で起きた地震では北海道で震度が7としても沖縄ではほぼゼロです。

1つの地震につき、複数の震度があります。観測された中で最大の震度を最大震度と言います。

地震の発生した場所が深ければ深いほど、地表面で受ける影響は小さくなります。

つまり、マグニチュードが大きくても、震度が小さいという現象はこのような理由から起こるのです。

taishin nippon

-present U’plan- 耐震や構造の情報を広く発信しています。

0コメント

  • 1000 / 1000