前回は、底のふかーーーーーいお風呂の例えで、マントルの対流をお話しました。
今回は、プレートによる地震のお話をします。
プレートには2種類あり、大陸プレートと海洋プレートと呼ばれています。
前回、プレートは折り重なっていると書きましたが、海洋プレートと大陸プレートの継ぎ目では海洋プレートが大陸プレートの下に潜り込んでいます。
また、それぞれのプレートはキレイな板とは限りません。ひび割れていたり、歪んでいたり、波打っていたり、様々な形状をしています。
このように、いびつな形の板が折り重なった下で、マントルがゴソゴソと動いています。
すると、海洋プレートはマントルに引きづられて、さらに大陸プレートの下に潜り込もうとします。
その動き自体は大したことはないのですが、大陸プレートは押し込まれすぎると、それ以上我慢できなくなり、跳ね返ってきます。
これが、地震です。
プレート境界で起こるため、プレート境界の地震と呼ばれています。
まだあります。
プレートはキレイな板ではなく、ひび割れていたり、歪んでいたりします。
そのような、ひび割れ箇所や、歪みが見られる箇所を断層と言います。
海洋プレートがマントル対流により、動くことによって、海洋プレート自体のひび割れや、歪みはもちろん、大陸プレートも海洋プレートの動きの影響を受けて、伸縮したり、上下にずれたりと様々な動きを伴います。
これも、地震です。
プレート内で起こるためプレート内の地震と呼ばれています。
特に、大陸プレートは私たちが生活している地表面に近いため、陸域の浅い地震と呼ばれています。
ここまで、地震の発生メカニズムをご説明しました。
次回は、本題「マグニチュードと震度」の違いに触れていきます。
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