地盤調査と建物規模

現在、主に使われている調査というと、スウェーデン式サウンディング試験とボーリング標準貫入試験があります。


スウェーデン式サウンディング試験は、表層付近の地盤の半回転数を測定します。

地層の種類としては、砂質土、粘性土の2種類に分けられます。


ボーリング標準貫入試験は、支持層までの間の1m毎のN値を測定します。

※支持層=N値50以上を5m以上確認できる硬い層

各深度で土を採取するので、地層の種類が判明します。

また、追加で孔内水平載荷試験や液状化の判定などが行えるので、スウェーデン式サウンディング試験よりも地盤の性質がわかります。

なお、基礎設計に用いる検討式はそのほとんどがN値を使用します。


地盤調査の種類と対象建物の目安は、下記になります。

・スウェーデン式サウンディング試験

→ 木造住宅などの軽い建物(長期設計支持力30kN/m2以下)に採用


・ボーリング標準貫入試験

→ 鉄骨造・RC造などの重い建物に採用


その他、表面波探査法と呼ばれる調査があります。

地面を叩いて振動を起こし、その振動の伝わり方で地盤の固さを測定する調査方法です。

詳しくは、またの機会に!

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